プログラミングを始めたばかりの方や、すでにコードエディタ(※プログラムを書くためのソフトウェア。色分けや補完機能、エラーチェックなどの便利な機能が備わっているもの)で定番の、Visual Studio Code(以下VS Code)を使っている方の中には、「Cursor」(カーソル)という新しいコードエディタが気になっている人も多いのではないでしょうか。
Cursorは、AIと連携を前提に作られた次世代のコードエディタで、特にAIアシスト機能が豊富に搭載されています。
本記事では、VS CodeとCursorの違いを初心者にもわかりやすく解説しつつ、CursorのAI機能を使いこなすためのコツを紹介します。
VS CodeとCursorの基本的な違いとは?
VS Codeは、Microsoftが開発した無料のコードエディタで、拡張機能の豊富さやカスタマイズ性の自由度が魅力です。
ほとんどのプログラミング言語に対応し、Python、JavaScript、HTML/CSS、C++などあらゆるプロジェクトで使われています。
一方Cursorは、VS Codeをベースに開発されながらも、「AIとの統合を重視」したエディタです。
特に、OpenAIのAPI(GPT-4など)と深く連携しており、「コードを書く」「リファクタリングする(通称リファクタ)」「バグを修正する」といった作業を、AIと対話形式で進められることが特徴です。
| 項目 | VS Code | Cursor |
| ベース | 軽量で汎用的なエディタ | VS CodeベースでAI特化 |
| AI機能 | Copilot(別途導入) | 最初からAI統合済み |
| 学習曲線 | カスタマイズ性が高く上級者向け | AI補助で初心者にもやさしい |
| 拡張機能 | 非常に豊富 | 基本的なものは内蔵済み |
初心者にとって大切なのは、「なるべくシンプルに始められて、わからないことはすぐ聞ける」ことであると思います。
Cursorはこの点で非常に優れており、エディタ内で直接AIに質問しながらコードを書くことが可能です。
CursorのAI機能でできることとは?
Cursorが提供するAI機能には、以下のようなものがあります。
1. コード生成の補助(Prompt to Code)
コードエディタ上で指示を書くと、それに従ってAIがコードを生成してくれます。
例えば:
bash
# PythonでFizzBuzzを書いて
と書いて選択すると、AIがその場でFizzBuzzのコードを出力します。
2. 選択範囲に対する指示(Edit with AI)
コードの一部を選択して右クリックし、「AIに編集を依頼」すれば、バグ修正・最適化・コメント追加などを自動で行ってくれます。
3. ファイル全体の理解
Cursorはファイル全体、あるいはプロジェクト全体のコンテキストを把握した上で、提案や補助を行います。
そのため、単なる補完ではなく「意味のある提案」が可能です。
4. AIチャットで質問できる
左下の「Chat」機能を使えば、エディタ内でChatGPTのような形でやり取りができます。
エラーの原因を聞いたり、ライブラリの使い方を質問したりするのに便利です。
初心者がCursorを使いこなすためのコツ4選
コツ①:「何をしたいか」を自然言語で書く習慣をつける
AIに質問するときは、英語・日本語どちらでもOKです。
そこで、「〜したい」「〜を実装して」といった目的を明確に書くと、精度の高い提案が返ってきます。
例:
この関数のバグを修正してください
このコードにコメントを追加して
コツ②:こまめにAIチャットを活用する
IT初心者にとってエラーは付き物であり、非常に厚い壁です。
CursorのAIチャットに「このエラーの原因は何?」と質問するだけで、かなり理解を深めることができます。
時にはGoogle検索よりも的確なことが多く、効率もアップします。
コツ③:AIの提案は常に検証する
AIの提案は便利ですが、必ずしも正しいとは限りません。出力されたコードの意味を理解しながら、少しずつ自分でも検証していくクセをつけましょう。
コツ④:学習目的でプロンプトを工夫する
「なぜこうなるの?」「他にどんな方法がある?」といった質問もOK。CursorのAIは、コードを書く以外に「説明ガイド」としても優秀です。
VS CodeとCursor、どちらを使うべき?初心者の選び方ガイド
最後に、「結局VS CodeとCursor、どっちを選ぶべきか?」という疑問を持っている方向けに選び方を紹介します。
こんな人にはVS Codeが向いている:
- 自分で環境構築や拡張機能の選定を楽しみたい人
- すでにCopilotなどのAIツールを導入している人
- チームで統一した開発環境を使いたい場合
こんな人にはCursorがオススメ:
- プログラミング初学者で、わからないことが多い人
- AIを積極的に使って効率よく学習したい人
- なるべくシンプルに始めたい人
特に、「まずは一人でコードを書きながら学びたい」という方は、CursorのAI補助は非常に頼りになります。
将来的にVS Codeに戻ることであっても、比較的ハードルも低く、最初の入り口としてCursorを選ぶのはとても良い選択だと思います。
まとめ
Cursorは、初心者にとって「わからないことをすぐにAIに聞ける」という点で非常に心強いエディタです。
前身であるVS Codeのカスタマイズ性も非常に魅力的ですが、「まずは動くコードを書いてみたい」「効率よく学びたい」という目的を重視する方には、Cursorを選んだ方が良いかもしれません。
AIを使いこなすポイントは、「細かく意図を伝える」「結果を必ず検証する」こと。
この習慣を身につければ、初心者でもどんどんレベルアップできます。
ぜひこれからの学習や開発に、Cursorの力を活かしてプログラミングの世界を楽しんでみるのも良いのではないでしょうか?




