「独学でもITエンジニアになれる?」
「ITエンジニアになるなら何から始めればいい?」
このように、現在独学でITエンジニアになろうと考えていませんか?
結論、ITエンジニアに必要な知識やスキルは独学で身につけることが可能です。学習計画とキャリアプランを立てて、基礎からしっかり学び始めれば未経験からITエンジニアへの転職は不可能ではありません。
こちらの記事では、独学の勉強方法やITエンジニアになるまでの流れ、おすすめのプログラミング言語を紹介しますのでぜひ最後までご覧ください。
また、独学に自信がない方や独学に挫折した経験がある方は、現役エンジニアに直接質問可能なオンライン学習サービス「CyTech」をご利用ください。

ITエンジニアになるには何から始めればいい?3つの独学勉強法

ITの初心者や未経験者がITエンジニアになるためには、プログラミング言語だけでなく、ITの知識やスキルを身につける必要があります。学習にお金をあまりかけたくないという方は、まずは独学から始めましょう。
プログラミングの主な独学方法は次の3つです。
- 参考書や動画で学ぶ
- IT知識の勉強サイト・アプリで学ぶ
- 勉強会に参加する
ここからは、それぞれの勉強法について詳しく解説します。
1.参考書や動画で学ぶ
独学でITエンジニアを目指す場合は、参考書や動画で学ぶという選択肢があります。
参考書は学びたいテーマに対して網羅的に解説しているので、一冊でITエンジニアに必要な知識を幅広く得られるのが特徴です。
近年は動画教材も増えているので、活字のテキストよりも動画の方が覚えやすい・わかりやすいという方は動画で学習を進めましょう。YouTubeなどの無料の動画を見ながら、コードを書いてみるというのも独学法のひとつです。
ただし、テキストや動画でインプットだけしていてもスキルは身につかないので、実際に自分のPCでプログラムを構築してみることも大切です。テキストや動画の情報をアウトプットするのは難易度が高いですが、その分自分で考えないといけないため、一度やったことは身につきやすいというメリットがあります。
2.IT知識の勉強サイト・アプリで学ぶ
学習サイトやアプリでITの知識・スキルを学ぶ方法もあります。
学習本を持ち歩く必要がないので、いつでも気軽に学ぶことができます。特に、通勤通学時などの隙間時間を利用して学びたいという方には、学習サイトやアプリでの学習法がおすすめです。
プログラミング言語をはじめ、IT知識が無料で学べる学習サイト・アプリには以下があります。
Progate(プロゲート)
Udemy(ユーデミー)
Progateはスライド形式となっており、初心者でも簡単に学習を始めやすいのが特徴です。プログラミング言語ごとに初級〜上級編があるので自分のレベルに合わせて学習できます。
Udemyは開発やビジネススキル、ソフトウェアなど幅広く学べるサービスで、10万件以上の動画から選んで学習できます。
Progateは基礎レベルを学びたい方向けで、Udemyは特定のプログラミング言語を学びたい方に適した学習アプリです。
3.勉強会に参加する
勉強会に参加するのも選択肢のひとつです。勉強会に参加すれば同じ境遇の仲間を作りやすいだけでなく、効率のいい勉強方法まで学べるのが特徴です。
勉強会は有料なものが多いですが、中にはIT企業が採用・広報活動の一環として無料で開催しているものもあります。基本的に無理な勧誘もありません。
一人だけでは学習が捗らないという方や切磋琢磨する勉強仲間を作りたい方は勉強会に参加しましょう。
独学には限界がある?オンライン学習サービスも選択肢のひとつ

独学に自信がない方や独学をやってみてうまくいかないという方は、オンライン学習サービスを利用するのも選択肢のひとつです。
オンライン学習サービスはITエンジニア経験のある講師が勉強をサポートしてくれるので、一人で勉強するのが苦手という方でも学習を進めやすいです。わからないところはすぐに解決できるので、一人で学習するよりも早くスキルを身につけられます。
スクールに通学する必要がなく、全国どこからでも自宅やお気に入りの場所などから自分のペースで学べるというのがメリットです。講師から最新のIT業界の動向も聞くことができるので、ITの知識を幅広く取り入れやすいのもメリットのひとつと言えます。
「CyTech」はHTML/CSSやJavaScript、PHPを学べるオンライン学習サービスです。プログラミング言語だけでなく、デザインや英語なども一緒に学べるので、ITエンジニアになった後の幅を広げることができます。現役エンジニアと直接コミュニケーションを取れ、1on1でのミーティングも可能なので、ぜひCyTechをご検討ください。
ITエンジニアの勉強を独学で取り組む時の流れ
ITエンジニアの勉強を独学で取り組む時の流れは次の通りです。
- 自分のIT知識レベルを把握する
- 目標とするエンジニアの種類を決める
- 独学を開始する
- ITエンジニアの転職活動を行う
以下では、それぞれ順を追って解説していきます。

1.自分のIT知識レベルを把握する
まずは自分のIT知識レベルを把握しましょう。
自分のIT知識を把握せず、基礎ができていないまま勉強を開始すると、かえって学習に時間がかかってしまう可能性があります。そのほか、わからないことが多すぎて勉強が難しく感じ、挫折してしまう原因にもなります。
ITの知識レベルは以下が目安です。
- レベル1:ITの知識が全くない。専門用語もあまり知らない
- レベル2:ITの基礎知識はある。プログラミングは未経験or初心者
- レベル3:ITの基礎知識がある。簡単なプログラムの構築経験がある
ITの基礎知識とは、たとえばOSやハードウェアなどの「コンピュータの仕組み」やデータを蓄積する「データベース」、コンピュータをつなぐ「ネットワーク」に関する知識です。
自分の知識やスキルを過信せずに、客観的にIT知識レベルを把握しましょう。
ITの基礎知識を学ぶ際は、「ITパスポート」や「基本情報技術者試験」といった資格関係の参考書を使用するのがおすすめです。
2.目標とするエンジニアの種類を決める
次に、目標とするエンジニアの種類を決めましょう。ひとくちに「ITエンジニア」と言ってもさまざまな種類や働き方があります。
たとえば、「フロントエンドエンジニア」「バックエンドエンジニア」などWebサイトやWebサービスの設計・構築を行うエンジニアは「Webエンジニア」と呼ばれます。
また、ネットワークの基盤を構築する「インフラエンジニア」は「サーバーエンジニア」「ネットワークエンジニア」「データベースエンジニア」などさまざまです。
エンジニアの職種ごとに必要なプログラミング言語は異なり、WebエンジニアはHTML/CSSやPHPのほか、react.jsやVue.jsなどの理解も求められるでしょう。一方で、インフラエンジニアはSQLなどの言語が求められます。
自分の目標とするエンジニアの種類を決めたら、そのエンジニアに必要なプログラミング言語の学習を始めましょう。

3.独学を開始する

学ぶプログラミング言語が定まったら独学を開始しましょう。
独学の手段はさまざまですが、参考書や動画を使って学ぶほか、学習サイトやアプリなどを使用して学ぶ選択肢などがあります。
また、独学で効率よく知識・スキルを身につけるためには、実際に手を動かして学習することでより効率よく身につけることができます。
4.ITエンジニアの転職活動を行う
独学で必要なプログラミング言語が身についたら転職活動を行いましょう。転職活動の方法には次の2つがあります。
- 転職サイトを利用する
- 転職エージェントを利用する
転職サイトとは求人情報が掲載されているサイトのことで、転職エージェントはキャリアアドバイザーが一人ひとりに合う求人を紹介してくれるサービスのことです。いずれも登録から内定まで無料で利用できます。
また、オンライン学習サービスによっては転職支援まで行っているものもあります。早期の転職を考えてる方は、転職もサポートしてくれるオンライン学習サービスを選びましょう。
ITエンジニアの種類とは?

ITエンジニアの種類はさまざまですが、大きく以下の2種類に分けることができます。
- Web系エンジニア
- インフラ系エンジニア
また、エンジニアにはさまざまな働き方があり、日本企業と海外企業を結ぶ「ブリッジエンジニア」や複数の開発工程を一人で担当する「フルスタックエンジニア」など多種多様です。
以下では、Web系とインフラ系のエンジニアの種類を深掘りして解説します。
1.Web系エンジニア2種類
Web系エンジニアとはWebサイトの開発・設計・運用・保守などを行うエンジニアのことです。開発に関わる媒体はメディアサイトやECサイトのほか、Webアプリケーションなども該当します。
Web系と呼ばれるエンジニアは次の2種類です。
- フロントエンドエンジニア
- バックエンドエンジニア
フロントエンドエンジニアとは、ユーザーから見えるブラウザ部分の開発を行うエンジニアのことです。Webサイトのデザインなど見た目に関わる部分を担当します。
バックエンドエンジニアとはユーザーからはあまり目に見えない部分の開発を行うエンジニアのことです。たとえば、Webサイトを構築するにあたってサーバーの選定・購入をしたり、OSやアプリケーションのインストールを行ったりします。
そのため、バックエンドエンジニアは「サーバーサイドエンジニア」と呼ばれることもあります。
また、Web系エンジニアが使用するプログラミング言語はHTML/CSSやJavaScript、PHPなどが多いです。
2.インフラ系エンジニア5種類
インフラ系エンジニアとは、システムの基盤となるOSやサーバー、ネットワーク、データベースなどを担当するエンジニアのことです。
インフラ系に分類されるエンジニアは次の5種類です。
- サーバーエンジニア
- ネットワークエンジニア
- データベースエンジニア
- クラウドエンジニア
- セキュリティエンジニア
Webサーバーやメールサーバーなど、サーバー関連の構築や運用を行うのが「サーバーエンジニア」、ネットワークの機器や種類などを決め、サーバー同士をつなぐのが「ネットワークエンジニア」です。
「データベースエンジニア」はあらゆるデータを保管・保守するエンジニアで、「クラウドエンジニア」はクラウド上にサーバーやネットワークを構築して、クラウド上でシステム開発するエンジニアです。
また、セキュリティエンジニアはサイバー攻撃などから情報を守り、クレジットカード情報や住所などの個人情報の漏洩を防止します。
インフラ系エンジニアが使用する言語は、エンジニアの種類によって異なりますがPythonやRuby、Javaなどです。
ITエンジニアの仕事内容

ITエンジニアの仕事内容は、職種や働き方により異なります。そもそも「ITエンジニア」はシステムエンジニア(SE)やプログラマー、などITに関わるエンジニアの総称です。
たとえば、システムエンジニアの主な仕事内容はクライアントが抱えている課題やニーズのヒアリング、システム設計、実装などです。一方、プログラマーはSEが作成した仕様書に基づいてプログラムを作成するのが主な仕事内容となります。
また、企業によってはシステムエンジニアとプログラマーを兼任することもあります。
独学でITエンジニアになるための3つのポイント
ここまで、ITエンジニアの種類や独学の流れを紹介しましたが、独学に不安を抱えている方は多いかと思います。
独学でITエンジニアになるためには、次の3つのポイントを意識して学習を進めましょう。
- キャリアプランを考える
- 基礎をおろそかにしない
- テキストで学ぶだけでなく実際に手を動かす
ただ参考書や動画を見てやみくもに勉強しても失敗する可能性があります。学習を進めても実際にプログラムが書けなかったり、勉強が難しかったりすると挫折につながります。
以下では、独学に失敗しないためのポイントについて詳しく見ていきましょう。
1.キャリアプランを考える
しっかりキャリアプランを考えた上で独学を開始することをおすすめします。
どのような働き方をしたいか、どのようなITエンジニアになりたいかによって異なりますが、目指すべきレベル感として以下の3つがあげられます。
- 与えられた指示に対して的確にこなせるエンジニア
- 仕様書の内容を汲み取って作業できるエンジニア
- クライアントの要件を汲み取って提案や構築ができるエンジニア
目指すレベルが高ければ学習難易度も上がり、勉強に必要な時間も増えます。「今から勉強して転職するまでにどのくらいかかるか」「どのような順序でレベルアップするか」「転職したい企業はどのレベルか」を把握して計画を立てましょう。
2.基礎をおろそかにしない
独学をするにあたって、IT知識の基礎をおろそかにしてはいけません。
ITエンジニアになる勉強として、いきなりプログラミング言語を学び始める方は多いかと思いますが、ITの基礎知識がないと専門用語がわからずに学習に時間がかかってしまいます。
たとえば、インフラ系のプログラミング言語の学習を始める場合、IPアドレスやブロードキャスト、サブネットなどの専門用語の意味がわかっていないと、一つひとつ調べながらの学習になるためうまく進みません。
IT知識に自信がない方は、プログラミング言語からではなく、まずはITの基礎知識から勉強しましょう。また、ITパスポートなどIT関連の資格取得を目指すと体系的に知識を得られるのでおすすめです。
3.テキストで学ぶだけでなく実際に手を動かす
独学はテキストで学ぶだけでなく、実際に手を動かすことも大切です。
テキストや動画などでインプットするだけでは、理解した気分になっただけで身に付いていないということもあります。
実際に手を動かしてコードを書いてみると、うまくいかないことばかりです。正しく動作しないときは原因を分析し、分析を元に修正し、再度動作確認をするトライ&エラーの繰り返しになります。
トライ&エラーは実際の業務でもよくあることで、実務に似た経験をできるだけでなく、考える力を養うことにもつながります。自分でも手を動かして、プログラムに慣れましょう。
また、必ずしも必要ではありませんが、実際に手を動かして構築したものをポートフォリオとして持っておくと転職などのアピールポイントにもなります。
未経験者におすすめのプログラミング言語

IT業界未経験者におすすめするプログラミング言語は次の3つです。
- PHP
- JavaScript
- CSS/HTML
いずれもWeb系の開発言語で、WebサイトやWebサービスの制作に関わります。ここからは、それぞれの詳細について解説します。
また、「CyTech」は上記3種類を全て学べるオンライン学習サービスです。Webエンジニアを目指してプログラミング言語の学習を始めようと考えている方は、ぜひCyTechをご利用ください。
1.PHP
PHPは「WordPress(ワードプレス)」で使われるプログラミング言語です。
WordPressとはサイトを制作できるコンテンツ管理システム(CMS)のことで、誰でも無料で使用できるソフトウェアです。世界的に最も利用されているCMSがWordPressで、国内でもWordPressを利用してサイト制作している企業は少なくありません。
そのため、PHPは需要が高くて将来性も期待できるプログラミング言語と言えます。また、学習難易度は比較的低く、インターネット上にあらゆる情報が掲載されているので初心者でも習得しやすい言語のひとつです。
2.JavaScript
JavaScriptはブラウザ画面に動きをつけるプログラミング言語です。
たとえば、ポップアップ画面などWebサイトにアニメーションのような動きをつけて、ユーザーが見やすくて使いやすいサイトにするために用いられます。
以前までブラウザに動きをつける言語はさまざまありましたが、現在はその汎用性の高さからJavaScriptが主流となっています。CSSなどと組み合わせることも多くありますが、近年はブラウザとサーバーのどちらも動かせる「Node.js」と呼ばれるプラットフォームも普及し始めました。
JavaScriptも需要が高いプログラミング言語なので、初心者がITエンジニアを目指すのにおすすめの言語です。
3.CSS/HTML
CSS/HTMLはWebサイトのデザインに関わる言語です。
CSSはWebページのデザインをまとめて変更したり、微調整したり、スクリーンサイズに合わせて表示サイズを変更したりする言語です。Webページの見た目を整えるために活用されるもので、「スタイルシート言語」とも呼ばれます。
一方で、HTMLとはサイト上の文字や表、リンクなどWebサイトに必要な部品を配置する言語です。テキストにタグをつけてコンピュータに認識させる言語なので、「マークアップ言語」とも呼ばれます。
CSSはこのHTMLにデザインを持たせるという関係性があります。
CSS/HTMLは習得難易度が低く、習得できればWebサイトの簡単なデザイン開発を担当できるので未経験者におすすめの言語です。
ITエンジニアの独学に関するよくある質問

ここからは、ITエンジニアの独学に関するよくある質問に対して回答します。
まとめ

独学でITエンジニアを目指す勉強方法には、参考書や動画で学ぶほか、学習サイトや学習アプリを使用したり、勉強会に参加したりする方法があります。
ITの基礎知識をしっかり学び、実際に自分でコードを書いて見ながら勉強すればITエンジニアに求められる知識やスキルを身につけられるでしょう。
独学に自信がないという方や独学に挫折したことのある方は、オンライン学習サービスを利用するのがおすすめです。
「CyTech」は、HTML/CSSやJavaScript、PHPなどのプログラミング言語が学べるオンライン学習プラットフォームです。現役エンジニアと1on1でのミーティングをしたり、直接指導してもらったりできます。
ITエンジニアを目指して勉強を始める際は、ぜひCyTechをご利用ください。