【テストエンジニア必見】今とるべき資格は、海外でも有効なソフトウェアテスト技術者資格「JSTQB」で間違いない!

【テストエンジニア必見】今とるべき資格は、海外でも有効なソフトウェアテスト技術者資格「JSTQB」で間違いない!

テストエンジニアってどんなお仕事・・・?

働く上で有利になる資格とかはある・・・?

このように、テストエンジニアとして評価/検証業務を行う方々の中には、何から始めて良いかわからないという方も多いのではないでしょうか?

特に、JSTQBという資格はソフトウェアテストの基礎から高度なスキルまで学べる国際的な資格として、多くのITプロフェッショナルに支持されています。

本記事では、そんなテストエンジニアの方々に役に立つ、国際資格「JSTQB」についてサクッと解説します!

目次

テストエンジニアってどんなことをするの?

テストエンジニアとは、製品やサービスが仕様書通りに問題なく動作するかをチェックする人のことです。単にテストを行うだけでなく、テスト計画の立案、テストケースの設計、そして開発チーム側(※プロジェクト規模による)への改善提案など、幅広い業務を行います。

また、テストエンジニアの中には主に「テスター」と呼ばれる役割があります。テスターは、既存の仕様書に基づいてテストを実行し、不具合を発見することがメインのお仕事です。IT業界未経験の方は、最初の一歩としてテスター業務から始められる方も多いのではないでしょうか。

テストエンジニアやテスターは、開発過程において製品やリリース前の品質をチェックする最後の砦です。エンドユーザーの満足度や品質を向上させ、企業の信頼性を支える重要な役割を担っています。

「JSTQB」について

JSTQB(Japan Software Testing Qualifications Board)、その名も「JSTQB認定テスト技術者資格」とは、ソフトウェアテストに特化した技術者資格です。この資格は国際的にも認知されており、ソフトウェアテストのスキルを客観的に証明できるため、就職や転職、キャリアアップに大いに役立ちます。

JSTQBはたくさんのレベルに分けられていますが、本記事ではその中でも3つのレベルを紹介していきます。

①Foundation Level

●受験資格は特になし
●問題数は40問
●試験時間は60分
●ソフトウェアテストとは何か、基本的な部分を一通り学ぶことができる

②Advanced Level(テストマネージャー)

●受験資格は「業務経験3年以上の方」かつ「Foundation Levelの合格者」
●問題数は65問
●試験時間は180分
●主にソフトウェアテストの計画・提案・マネジメントに関する部分を学ぶことができる

③Advanced Level(テストアナリスト)

●受験資格は「業務経験3年以上の方」かつ「Foundation Levelの合格者」
●問題数は40問
●試験時間は120分
●テストケースの選択や実施に関する分析を行い、
 ソフトウェアテストの知識のさらなる向上を目指すことができる

以上を見てわかる通り、JSTQB資格を目指す場合、まずはFoundation Levelの受験からスタートとなります。

Foundationレベルに合格するために、筆者が行った学習法と勉強時間の目安をご紹介いたします!

学習法

①シラバスを読む

②問題演習アプリ「テス友」を解く

③間違えた問題をシラバスで復習する

④1~3をひたすら繰り返す

シラバスは、あらかじめソフトウェアの知識がないと、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、最近では読みやすく整理された参考書等が書店に並んでいるので、自分に合った教材を選択して学習を始めることができます。

特にオススメなのが、テス友という無料アプリです。このアプリはシラバスに沿って問題演習ができる優秀な学習ツールで、ひたすら問題を解く→復習を繰り返すことで確実に力がつきます。

筆者自身もこのツールを使用してわからない部分があってもとにかくわからなくても問題を解く、そして復習するをひたすら繰り返し、知識を得ることに徹底していました。

これらの学習法を実践すれば、合格ラインは十分にカバーできると思います。

もし追加で学習するとすれば、シラバスの4章のテスト技法に関するちょっとした応用問題が出題されるので、別途問題集で対策するのがオススメです。これにより、試験での応用力も高めることができます。

学習時間

筆者は約3ヶ月間、ほぼ毎日学習しました。

平日は1日2時間ほど、土日は合わせて10時間ほど学習に取り組みました。

シラバスに記載されている学習時間の目安は1135分(約18時間 55 分)ですが、この時間を目安に進めていけば効率的に学習を進められます。

Foundation Level問題は全てシラバスから出題されます。そのためシラバスの内容がしっかりと理解できるようにしておけば合格への近道となるでしょう。

JSTQBはどんな人におすすめ?

JSTQBのシラバスでは、以下のような職業の方にFoundation Levelの受験がおすすめされています。

テストエンジニア

●テスト担当者
●テストアナリスト
●テストコンサルタント
●テストマネージャー
●品質マネージャー

システムエンジニア

●ソフトウェア開発担当者
●開発チーム
●プロダクトオーナー
●プロジェクトマネージャー
●ソフトウェア開発マネージャー

その他

●ビジネスアナリスト
●IT部門長
●経営コンサルタント

取得するメリット

JSTQBを受験すると、ソフトウェアスキルや知識が身に付きます。

またソフトウェアテストスキルの客観的な証明になり、活躍の幅が広がります。就職や転職活動はもちろん、海外でのキャリアパスを描いている方、昇給や昇進を狙っていきたい方にオススメです。

●ソフトウェアテストスキルの客観的な証明
●海外でのキャリアパスを開拓
●昇進や昇給のチャンスを広げる

JSTQBはこんな方にオススメ!

JSTQB(日本ソフトウェアテスト資格)は、ソフトウェアテストにおけるスキルアップを目指す方々に最適な資格です。以下のような方に特にオススメです。

●テストスキルを向上させたい方
●就職や転職を考えている方
●国際的な資格で競争力を高めたい方

その他の資格について

JSTQB以外にも、テストエンジニアとしてスキルをさらに高めるための資格があります。以下に一例を挙げます。

●ソフトウェア品質技術者資格認定
●基本情報技術者試験
●IT検証技術者認定試験
●シスコ技術者認定
●Microsoft認定資格
●PHP技術者認定試験
●Oracle Certified Java Programmer

これらの資格を取得することで、テスト業務に加え、開発や運用までの幅広いスキルを習得できます。

テスト業務自体はAI技術による自動化に伴い、今後減少する可能性も少なくありません。

しかし、テスト設計や改善提案など、想像的で高度なスキルを持つテストエンジニアの需要は今後も高まると予想されています。そのため、積極的に資格を取得しスキルの幅を広げることで、周囲との差別化を図ることが重要です。

その第一歩として、JSTQBを取得し、次世代のハイレベルなテストエンジニアを目指してみませんか?

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著者情報

IT企業のオウンドメディア運用チームです。世の中のIT初心者にも、ITオタクにも、ITエンジニアに関する情報をわかりやすく、かつ面白く伝えたい。TechBridge(テックブリッジ)をIT業界で一番分かりやすいメディアにします!

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